アカショウビンが来る前に。娘と作った、漂着ゴミの巣箱

石垣島北部・伊原間の防風林でアカショウビンが枝に止まっている様子

今年もやってきました

毎年この時期、早朝に目が覚めることがあります。

「キョロロロ…」

布団の中で聞こえてきたとき、すぐわかります。アカショウビンが渡ってきた朝です。

飛び起きたくなるくらい、この鳴き声が好きです。姿も可愛らしくて、毎年この声を聞くたびに「早く会いたいな」と思います。

うりずんの頃、ニンガチカジマーイが明けた石垣島北部の伊原間で暮らしていると、この声が春の始まりを教えてくれます。

アカショウビンの鳴き声は、本当に特別です。あの「キョロロロ…」という声を聞くと、なんだか嬉しくなります。

娘が聞いてきました

ある日、4歳の娘が鳴き声を聞いて「何の鳥?」と聞いてきました。

「アカショウビンだよ」と答えると、興味津々な顔で「どんな鳥?」って。

それから話しているうちに、「巣を作ってあげようか」という話になりました。お休みの日に一緒に作ろうね、と約束して。

娘との約束なので、ちゃんとやらないといけません。

子どもってこういうとき真剣に聞いてくれますよね。その顔が嬉しくて、つい「作ろうか」って言ってしまいました。

漂着ゴミから巣箱を作る

海岸で拾ってきました

石垣島北部の海岸には、漂着ゴミがよく流れ着きます。その中で多いのが、発泡スチロール製の漁具です。

「これ、巣箱になりそうだな」と思って拾ってきました。

ちょうどいい大きさのものが見つかってよかったです。海岸のゴミが巣箱に生まれ変わるなら、それはそれで嬉しいことだと思っています。

漂着ゴミはずっと気になっていました。捨てるのではなく、何かに使えないかと思っていたので、巣箱にできてよかったです。

娘と一緒に作りました

お休みの日に、一緒に作りました。

発泡スチロールに巣穴を空けて、色を塗って。娘は横で「アカショウビンきてねー」と言いながら見ていました。

その一言がなんか嬉しくて、一生懸命作りました。

難しいことは何もしていません。穴を空けて色を塗っただけです。でも娘と一緒に作ったので、なんかいい巣箱になった気がしています。

防風林に設置しました

完成した巣箱を、家からビーチに出る途中の防風林に設置しました。

毎日海に出るときに通る道です。木々が重なる静かな場所で、アカショウビンが好きそうな雰囲気があります。

毎日この前を通るたびに、巣箱を見上げています。「今日は来てるかな」って。娘も気にしてくれています。

アカショウビンってどんな鳥?

石垣島の森でアカショウビンが枝に止まっている写真(撮影:北島清隆)

📷 アカショウビンの写真は、カメラの師匠・北島清隆さんからお借りしました。 Photo Gallery Ishigakijima / Instagram

石垣島に渡ってくる夏の使者

アカショウビンは、毎年春から夏にかけて南から渡ってくる鳥です。

鮮やかな赤いくちばし、丸みのある体。森の中にいることが多く、あの独特の鳴き声はどこにいても耳に届きます。

石垣島北部の森は、この鳥が好む環境です。

ツアーでも出会えることがあります

石垣島北部のSUP・カヤックツアー中に出会えるアカショウビン

ツアーで海に出ていると、アカショウビンに出会うことがあります。

海沿いの木の枝に止まっていたり、マングローブの近くで鳴いていたり。ゲストと一緒に出会えたときは、みんな「わあ!」って声を上げます。

ツアー中にアカショウビンに出会えると、その日がさらに特別な日になります。出会えるかどうかは運次第ですが、この時期は特に期待できます。

今年、巣に入ってくれますように

石垣島北部の自然の中で暮らしながら、こういう時間を大切にしています。

娘がいつかこの島の自然を好きになってくれたら、それだけで十分です。漂着ゴミから生まれた巣箱が、今年アカショウビンに使われますように。

ツアーでご案内する海の向こうに、こんな日常があります。まるひで石垣島のツアーについてはこちら。

石垣島北部の自然が好きで、ここで暮らしています。この島の景色を、ツアーでご一緒する方に伝えていきたいと思っています。

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